お元気でしょうか？
今年も早いもので残すところあと一ヶ月を切りました。
佐賀の中央通りには街路樹にＬＥＤランプが取り付けられ、所々にカラフルなＬＥＤランプで電飾されたところを目にします。
佐賀の街はクリスマスバージョン一色になってきました。
クリスマスが終わると直ぐに正月を迎えます。
歳のせいなのか年々時間が経つのを早く感じています。
さて、今年はシグマにとって大きな節目の年になりました。
３月２５日、創業者堤和之相談役が８７歳で他界されました。
株式会社九電工に十年間勤務され、その後脱サラし昭和４２年３月１日に株式会社シグマ電工を創業されました。
起業当時は知名度、お金、人脈などほとんど無く「０」からのスタートでした。
当時は建築業者さま、同業者さまからの下請け工事を中心に行っていました。
ある時、社員の一人が「社長、私はシグマ電工に入社したのに何故よその会社のヘルメットをかぶったり作業着を着るんですか？」と質問されたそうです。
他にもいろいろな要因はあったようですが、その社員の一言がきっかけで「脱下請け」に舵を切られました。
当時の幹部社員は全員「下請けせんでどうやって売上を上げるんですか！」と大反対にあったそうです。
それでも下請けから脱皮して元請体質を必ず実現するという強い信念に当時の幹部社員も最終的には全面的に協力してくれたようです。
創業者の堤氏には九電工在職時代に学んだ「制御」の技術がありました。
当時はまだ制御に詳しい電気工事会社はほとんどありませんでした。
その技術を使ってお客さまの電気設備の省エネ化を提案し、電気料金削減の提案営業を積極的に行いました。
おかげさまで技術は高く評価され、民間をはじめ官公庁にも多く採用されました。
省エネ提案営業をコツコツやってきた結果、お客さまや同業他社からは「省エネのシグマ」と言っていただけるようなりました。
これまで県内外約３００ケ所以上の施設に導入していただきエネルギー量を削減することで二酸化炭素排出量削減にも大きく貢献しています。
そういう意味では当社は早い段階から「SDGs」に取組んできたと言っても過言ではないでしょう。
当時、幹部社員から大反対にあいながらでも信念を貫き通した結果、今では創業者堤氏の夢が実現しています。
これからもシグマは創業者精神である「夢」と「信念」を引継いでいきましょう。
ご家族のみなさまには今年も大変お世話になりました。
寒さが厳しくなってきましたのでお身体にはくれぐれもお気を付けください。
来年もよろしくお願い致します。
では、良い年をお迎えください。
令和５年 １２月 ６日
香月 信夫
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