『100年企業めざして心ひとつに』
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令和 5年 9月のたより

香月社長の家族へのたより

お元気でしょうか?
日々の日課として毎朝出社後、会社周辺の清掃を行っています。
まだ暑いなか清掃を行っていますが最近コオロギや虫の鳴き声を聞くようになりました。
まだ秋を感じるような状況ではありませんが、自然は徐々に夏の終わりを知らせているような気がします。
早く過ごしやすい季節になってほしいと思います。

先月13日、今年3月25日にご逝去された当社創業者(相談役)の堤和之さまの初盆参りに伺いました。
祭壇に飾ってあった堤さまの遺影を見て改めて熱いものが込み上げてきました。
ご家族の方にご挨拶し、ご自宅の近くにあるお墓へ手を合わせに行ってきました。
お墓に向かって
「無事に上期が終わりました。お盆明けからは下期に向けて社員一同全員元気にやっていきますのでしっかり見守ってください。」
と胸の中でささやきました。
これからも堤イズムをしっかり継承し100年企業目指して精進して参ります。

さて、先日とても懐かしい来客がありました。
会社に来られたのはカンボジア人のラッタナ君でした。
当社も加盟している「NPO法人カンボジア教育支援フロムさが」の活動としてカンボジアのリング村というところに中高一貫の学校建設、日本人先生の派遣等を行ってきました。
ラッタナ君はその学校の一期生として入学。
卒業後、プノンペンの王立大学へ進学し、その後佐賀大学へ留学。
佐賀大学在学中に当社へも何度か顔を出し、交流を図っていました。
当時ラッタナ君23歳、そして17年後の40歳になった彼との再会でした。

久しぶりにお会いしましたが顔を見て直ぐに思い出しました。
彼も私のことをよく覚えてくれていました。
今回日本に来た目的の一つは故堤和之さんのお墓参りとご家族への挨拶でした。
堤さんもフロム佐賀のメンバーとして生前は数回カンボジアへ行き、生徒との交流を図っておられました。
佐賀大学に留学してきたラッタナ君を大変可愛がっておられました。
その恩に報いるため、わざわざカンボジアから足を運んでくれたことに感謝しました。

現在彼はカンボジアで人材派遣会社を経営し、日本企業へカンボジア人の派遣をビジネスとして行っていました。
立派な社長になっており、亡くなった堤さんもとても喜んでおられると思います。
また再会することを約束し、先月末カンボジアへ戻りました。
彼が立派に育ったのは地道に活動されてきたフロム佐賀のみなさまの努力の賜物だと思いました。
関わってきた人が成長した姿を見ることほど大きな喜びはないのかもしれません。

令和5年 9月 7日

香月 信夫


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