2020.11.05

パソコン教育の新たな波

佐賀新聞 11月5日 ひろば掲載
************************

佐賀市大和町  堤 和之  84歳

日本はかって世界の最先端にいた国だが、
ガラバゴス化現象にハマり、遅れをとっている。
小子高齢化が進み、これから高齢者人口が増え、生産性は衰えるだろう。
わたしは84歳で力仕事にむかない。
必要を感じ、佐賀市内のパソコン教室に通っている。
明日は修学を終える。
目的は、写真アルバムの自分史つくり。
動画でせりふを入れたマイクロ自分史を、自ら編集するためである。
新たな夢である。
1教科は休憩ありの2時間で、8人程度が受講する。
学習目的はさまざま。
高齢者のわたしは、恐れながら門を叩いた。
ところが、104歳のパソコン学習生には正直驚き、
5歳のパソコン学習生に至っては驚愕した。
プロミング学習は、すでにスタートしているのだ。
文部科学省が勧める児童生徒一人一台のパソコン教育の普及。
この制度が開始されると、わたしたち高齢者は、
新たな対応が求められる。
新たな波を起こさなくてはと思う。