2021.04.07

やればできる

先日、娘からパソコンで契約書の作成を頼まれた。

その時のわたしは「もうできない」と答え、辞退した。

なぜかといえば、年齢と操作の煩わしさを考えたからである。

 忙しい娘は、誰に頼むかと思案して行き詰まった。

夕飯時にわたしは、自分の行動がいささか恥ずかしくなった。

 もうできないと諦めたのは誰か、自分に問いかけた。

次に、やれるかやれないか、やってみて返事をしようと思い直した。

机のパソコンに向かい、原稿を見ながらキーをたたいた。

年月日、題目などゆっくりキーをたたく。

昔とったきねづか、速さはゆっくりだが、キーが打てる。

半日かけて契約書は無事に出来上がった。

 昔、セミナーの先生が言った、「やればできる」を思い出した。

 そうだ、やればできるのだ。

 加齢とともに、勝手に能力を見限っていることが恥ずかしい。

少子高齢化時代に突入した日本。

前向きに能力の再活用をしよう、と考えを改めた。